室内でトマトを水耕栽培するようになって2年が経ちました。
最初の頃は、受粉をさせることすらわからなくてそのまま放置して花が全て落ちて実がつかなったことがありました。
それから、どうしたら実がつくのか本やネットを見たり、同じように室内で育てている人のブログを読んだりと、受粉の仕方を猛勉強。
今では最初の頃に比べたら受粉の仕方も上手になってきたなと感じています。
今回は受粉について紹介していこうと思います。
室内でトマトを水耕栽培する時は人工授粉をする
トマトは、受粉させないと実をつけることができないので、室内でトマトを育てるなら人工受粉をする必要があります。
部屋の中だと風なく虫もいないので、受粉はしないからですね。
最初の頃は、それがわからず「花が咲いた♪次は実ができるぞ♪」なんて思って放置していたら全く実がつかなくて困ったこともありました。
人工受粉の仕方
人工受粉の仕方は、
- 自分でするか
- 道具を使うか
の2つです。
自分で人工授粉をするなら朝のうちにするのがポイント
自分で人工受粉をする場合は、午前10時までにはすませるのがポイントです。
人工授粉の方法としては、
- 雌しべの先端(花の先端の飛び出している部分)を筆でこちょこちょとする
- 茎を揺らす
など色々方法があります。
私は下の動画のように、雌しべを指でビンタするようにペシペシ叩いて人工授粉をさせています。
トマトトーンを使う方法もある
人工授粉には、トマトトーンという道具を使う方法もあります。
低温、日照不足などの自然結実しにくい条件下でも着実に着果させ、初期収穫量の増加が期待できます。
開花前3日〜開花後3日の間にトマトトーンを花にかけることが着果しやすくなります。
ポイントとしては、
- 1花房につき1回かける
- 原液は薄める
実は今までトマトトーンを使ったことがなく、今回記事にするために調べてみましたが、意外にも値段が安くてびっくりしています。
もっと高いと思っていたので、この安さなら私も試しに買ってみようかなって思いました(^^)
【追記】トマトトーン使ったら本当に着果した
ベランダで育てているトマトが暑さで全く実をつけてくれなかったので、トマトトーンを購入して使ってみましたよ。
その時のレポ記事はこちら↓↓
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トマトトーンをミニトマトに使ったら着果した
現在、ミニトマトを水耕栽培していますが、花が落ちる落ちる・・。 ひどいものだと花が全滅・・。 全く着果しなくて、このままではヤバいと思い、トマトトーンを使ってみることにしました。 住友化学園芸 植物成 ...
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それから室内で水耕栽培しているナスやミニトマトにも使うようになり、手でトントンするより着果率が上がりました。
授粉が必要ないトマトもある
実は、人工授粉しなくても実をつけてくれる単為結果という性質のトマトもあります。
トマトによって勝手に受粉してくれるなんてすごいですよね!初めて知った時はビックリしましたよ。
もし人工受粉するのが自信がないんだよね、勝手に実をつけてくれないかな、って思っている方におすすめ。
ネネ
普通のミニトマトより小ぶりなのが特徴。
ツヤツヤとした見た目に糖度が高く、実がたくさん付くそう1つの段に数十個収穫も可能だそうです。
私もまだ育てたことがないので、次トマトを育てる時にチャレンジしたいトマトです。
ルネッサンス
大玉トマトのルネッサンスも単為結果で人工受粉は必要ないです。
お尻部分がピンと尖っていて、大玉のわりには小さめです。
果肉は硬めで皮は薄いのが特徴で、育て方によっては甘いトマトにすることもできるそうなので実験好きな私としては気になっているトマトです。
人工授粉をしても実がつかない理由は?
人工授粉をしても実がつかない理由には、
- 茎や葉が茂りすぎている
- 病気になっている
- 気温が高すぎる
- 日照不足
など色々な理由があります。
ただ、私の経験上、室内栽培の場合だと実がつかない理由として多いのが日照不足かなと思っています。
トマトの場合は太陽大好きな野菜で、1日6時間以上、日の当たる場所に置いた方がいいと言われています。
でも、室内で水耕栽培すると、外に比べて日の当たる時間も短いですし、窓越しなので光の強さも弱くなります。
もし室内であまり日が当たっていないようなら日照不足が原因の可能性が高いです。
▼日照時間の実験をしたのでこちらの記事も参考に
室内水耕栽培のミニトマトを日照時間4時間・6時間・植物育成ライトを使って育てる比較実験してみた
我が家も午前中の数時間ほどしか日が当たらないので、窓際でそのままトマトを育てても絶対に育たないので、植物育成ライトも一緒に使って育てていますよ。
このライトのおかげで甘いトマトを収穫できるようになったので、もし室内水耕栽培をするなら1つは持っていた方がいいです。
▼私が使っているライトはこちら。
▼植物育成ライトの詳しいレビュー記事はこちらから。
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水耕栽培で使っているおすすめの植物育成ライトを紹介
植物育成ライトを使って3年目になります。 我が家は、午前中の3、4時間ほどしか日が当たらないため、水耕栽培を始めた頃は、徒長したり元気がなかったり・・と失敗ばかり。 室内では育てられないのか・・。 と ...
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